デジカメその後も、写真の変化

コニカ、ミノルタというカメラの老舗ブランドも今はない。

両者は合併し、カメラ事業から撤退した。

ペンタックスのブランドは残るが、会社としてはリコーに統合されている。


いろいろ事情はあるのだろうが、

フィルムからデジタルへという流れが

要因となったことは間違いなかろう。


デジタル時代に突入後も

残ったカメラメーカーには、「稼ぎ時」が続いていた。

百花繚乱のごとく送り出されるデジカメ新製品が

市場を賑わせ、写真好きを増やし、メディアの注目を集めていた。


あに図らんや、そこにスマートフォンが登場。

あっと言う間にデジカメ市場は縮小し、

経営を揺るがされるメーカもあった。


それ以後も、写真を取り巻く変化はとどまらず、

「自撮り棒」なるものが登場した。

インバウンド全盛期には、どっちを向いても自撮り棒。

とりわけ中華系には、必須アイテムのようだった。


コロナで観光客そのものが激減したが、

あんなものを振り回し、よく事故が起こらないものだ

と、はらはらしながら眺めたものだ。


写真は、星野勲著『平成函館忘れない』より



平成函館忘れない

短いようで長かった平成時代。その間の函館の出来事を振り返ります。新函館ライブラリの函館本とも連動しています