大門の裾野

北洋漁業や青函連絡船で栄えた時代に、

函館の一大繁華街、歓楽街として名を轟かせた「大門」。

その人出の凄さもさることながら、裾野も広く長かったようだ。


今の大門は、函館駅前から松風町への市電通りの両側、といったあたりだが、

当時は、南は函館市役所の手前あたりから北は若松広路まで

所狭しと飲み屋、商店がひしめき合っていたという。


星野さんの写真には、

平成8年に、若松広路の高砂通り角から、

JR北海道の函館支社のある方面を撮ったものがあるが、

若松広路の大門側の歩道沿いは

飲み屋の建物が途切れることなく並んでいる。

星野勲写真集『あのころの函館を旅する』より

画面右端奥はJR北海道函館支社のアンテナ塔


ほぼ同じ場所を2021年11月4日に撮影

ほとんど更地になろうとする中、イオン系スーパーが進出



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