主なしとて 春を忘るな

昨年春から秋にかけて解体工事が行われ、

その後、雪に埋もれていたけど

すっかり更地となった姿を現した「道営ともえ団地」の跡地。


団地もまた、昭和45(1970)年に廃校となった

函館市立幸小学校の跡地を利用して、昭和47年度に建設されたものだが、

これに隣接して、弥生第1号公園がある。


函館市のホームページによると、

公園の告示年月日は昭和51年11月22日とある。

告示と言われても一般市民には何のことやら、

ホームページに掲載するなら、もっと一般的な語を使うべきだろうが、

おそらくこのころに着工か開園なったと見てよかろう。


団地も公園も番地は同じく函館市弥生町22番、

私には因果関係は不明だが、

公園は団地住民の利用を考えてのものか、

また、そうではなかったとしても、団地の住民に利用されていたことだろう。


団地は消えても、公園は残った。

だけど、以来、ここに人のいるのを見たことはない。


ただ公園の入口脇の桜だけは、この春も花を咲かせている。




下は令和3年7月28日、解体中の道営ともえ団地

平成函館忘れない

短いようで長かった平成時代。その間の函館の出来事を振り返ります。新函館ライブラリの函館本とも連動しています