平成の行方

星野勲さんの新刊『平成函館忘れない』に大きく使用した1カット。

平成13(2001)年のベイエリア、函館西波止場裏の風景である。


片や下の写真は令和4(2022)年3月11日に私が撮った。

20年も経てば当然、景色はゴロッと変わる。

ただ、星野さんの写真の右の中ほどに写っている船は、

たぶん5年か6年前までは、同じ場所にいたはずだ。

このあたりの海沿いの整備事業の一環として

大間行きフェリーターミナルの遺構(星野さんの写真の画面左中ほど)の

撤去が始まる少し前に

この船はここを去っていったのだった。

船は石油販売会社のもののようで、

別に整備事業にお付き合いする義理もないはずで、

その会社は営業を続けていると考えるのが妥当であろう。


ならば、船はどこへ行ったやら…


他人事ながら少し気にしていたのだが、答えは下の写真。

令和4年3月11日に撮影した。

〈追記〉

函館西波止場裏、新しく撮った写真がこちらにあります

(上から2番目の写真は、雪のため地面がちゃんと撮れてませんので)

平成函館忘れない

短いようで長かった平成時代。その間の函館の出来事を振り返ります。新函館ライブラリの函館本とも連動しています